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“お肌”でお悩み

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、「乳児期」「幼小期」「成人期」の3つのタイプがあります。最近は、いままで全くアトピーの兆候が無かった成人期に発症するアトピー性皮膚炎が増えています。他のタイプと比べ重症化しやすく、顔面や体、首、手足と広範囲に湿疹変化持続するため、皮膚は厚くゴワゴワした状態となり、色素沈着を伴って黒ずんで見えるのが特徴です。


漢方で考えるアトピー性皮膚炎
アトピーは皮膚の病気ですが、漢方では全身の病気を考えています。体内に様々な毒素が蓄積されて、それが皮膚からあふれ出ていると考えられています。また、漢方では「皮膚は内臓の鏡」という言葉があります。内臓や精神面の鏡でもあり、睡眠や食生活、衣服、冷暖房や入浴、住生活など、ありとあらゆることが体に与えている影響の適否を知らせてくれる鏡でもあります。

排泄の大切さ
アトピー性皮膚炎において重要なことは日常のスキンケアや食生活はもちろん、スムーズに排泄することも大切です。体は、外から取り込むもの(食物、空気、水分)と外へ排泄するもの(汗、尿、便)のバランスで成り立っています。皮膚の負担を控えるために、体内や皮膚、血液内に溜まってる「毒」を毎日スムーズに排泄することは、とても大切です。適度に運動し、気持ちのいい汗をかき、快便するために食物繊維の多い野菜や海藻類を摂るように心がけましょう。

汗をかいた後のスキンケアも忘れてはなりません。紫外線やテレビ、コンピューターの長時間の使用、ストレスにも気を付けましょう。

治療はステロイド外用剤が有効ですが、この薬では完治できず、副作用があるので、忌避される傾向にあります。最近では、体質改善や生体の自然な治癒力を高める目的で漢方に関心を持つ人が増えています。



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